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有痛性片側性リンパ節腫脹を来した一例~頚部リンパ節腫脹の鑑別を中心に~

今日は頚部リンパ節腫脹の症例を.

40代男性,4日間継続する40℃近い発熱を主訴に来院.解熱薬を内服すると少しは解熱するが,またすぐに熱が上がるという.
インフルエンザが流行しており,前医で迅速検査は実施済みで陰性.
問診と身体診察で左後頭部~頚部にかけて腫大したリンパ節を触れ有痛性であることが判明.
咽頭発赤は軽度,扁桃腫脹はなし.
その他の身体診察上は問題なし.

稽留熱+片側性有痛性リンパ節腫脹.

診断は?

まず頚部リンパ節腫脹の鑑別として

  • 感染性リンパ節炎(細菌、CMV、結核など)
  • 伝染性単核球症(EBV感染)
  • malignancyや悪性リンパ腫、その他血液疾患
  • ムンプスの可能性もあるか…

程度しか頭に浮かびませんでした.その上で

◆L/D

  • AST/ALTが800台まで上昇しており,肝機能障害を疑わせる.
  • CK・LDHは1000超.
  • WBC:3000台で左方移動なし.CRP:6台

◆echo所見

  • 肝の辺縁dull
  • 脾臓長径12㎝で脾腫ととれなくもない

→以上の所見よりEBV感染症が最も疑わしいと先走りましたが,既感染パターン.
そもそも90%は咽頭扁桃所見が出現すると.

鑑別のため各種ウイルス抗体検査,IL-2,フェリチンなども提出.

その位のタイミングでふと学生時代の記憶から菊池病という病名が思い出されました.

続きは今度upします.

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ryo

ryo

6年目消化器・内視鏡医師です。 日々の経験や症例を紹介しながら役に立った書籍や論文を紹介していこうと思っています。 まだまだ若輩者ですので色々とアドバイスなど頂ければありがたいです。 また私の好きな小説や趣味の世界についても紹介しようと思っていますので、こちらも気が向いたら立ち寄って下さい。

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